こんちくわ!Shygonです!
今回は50年ぶりに名作の続編を映画化した
メリーポピンズ リターンズ
について熱く語りたいと思います!
2018年に公開された本作は、1964年製作のメリーポピンズの続編です。
当時としては画期的であった実写とアニメを同時に織り込んで製作されたミュージカルはアカデミー賞最多13部門ノミネート、5部門受賞しました。
サクッとあらすじ
メリーポピンズがバンクス家を救った25年。
ときは世界恐慌真っ最中のロンドン。あんなに幼かったジェーンとマイケルは立派な大人になっていた。
一家の大黒柱として、銀行で働くマイケルは3人の子供にも恵まれていた。早くに妻を亡くし、世界恐慌で家を担保にしていたバンクス家に再び困難が押し寄せる。
嵐が吹き荒れ、辺り一面雲に覆われたロンドンにひとりの女性が傘に揺られながら、舞い降りてくるのであった‥
メリーポピンズが再び帰ってきた!
50年のときを経て語り継がれる名作
1964年、当時としては画期的な実写とアニメーションを合成して製作された本作は、誰もが知るほどの名作としていまなお語り継がれている。
小さなアニメ会社からはじまり、いまでは世界中知らない人がいないほど巨大企業へと成長したディズニー。
前作「メリーポピンズ」は創業者ウォルト・ディズニーによって手がけられたのである。原作「メリーポピンズ」は8作にも及ぶ長編小説ながら、前作製作後、原作者のP.Lトラバースが拒否したため頓挫していた。
2015年シカゴなどで知られるロブ・マーシャル監督が映画化に乗り出しているという報道を受け、続々と続編に向けて動き出したのである。
「イントゥーザウッズ」を製作したプロデューサーチームが手がけることが決定し、製作費約140億円に対し、約350億円以上稼ぎ出した。
次期ジュリーアンドリュース
メリー・ポピンズ
バンクス家のお助け魔法使い。ロンドン貴族のような優雅な格好をした美人さん。
エミリー・ブランドが演じます。新感覚のホラー映画「クワイエットプレイス」や「ボーダーライン」などで知られるイギリス出身の女優。
マイケル・バンクス
前作では幼いながらもバンクス家の長男として頑張っていた男の子。ちょっと頑固な性格は25年経ったいまも変わらず、いまでは一家の大黒柱に。
ベン・ウジョフォーが演じます。英国屈指のイケメン俳優。
女子の皆さん、残念ながら彼ゲイです。イギリスに限らずイケメンはゲイが多いんですよね。007のQや「ロブスター」で有名。
ジャック
前作で街灯点灯夫の息子を演じていた小さなジャックが立派な大人になって、歌いながら踊るなんて‥信じられませんよ!
リン=マニュエル・ミランダが演じます。
ピューリッツァー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞というアメリカを代表する様々な芸術家に送る賞の最高峰を制覇する生きる天才。
あとアカデミー賞を受賞すると、史上15人しか達成していないEGOTとなる。
※EGOT....Emmy, Grammy, Oscar, Tonnyの4つ
その他にも脇にメリル・ストリープやコリン・ファースなどのオスカー俳優たちも。
「メリーポピンズ」での演技で評価され、アカデミー主演女優賞に輝いたジュリー・アンドリュース。
大作映画の続編ということで、前作おなじみの俳優がたくさんカメオ出演(サプライズ出演)していました。
ジュリー・アンドリュース自体は主演を演じたエミリー・ブランドの作品だからと、辞退したようですが、DCヒーロー映画「アクアマン」にはカメオ出演したそうですよ!
名作バトンが新世代へと渡された。
名作の数十年ぶりの続編が遂に製作!とか私たちはこれまでもよく聞いてきた。
大作主義へとハリウッドもなりつつあり、野心的な作品がだんだんすくなってきているような気がする。
それを証明するかのように、毎年のように、名作やシリーズものの続編が次々と製作されていく過程をみると少し、悲しい気持ちになってしまう。
いまでは名作と言われる作品も、製作過程にはストーリーがあり、様々な困難の道をかき分けて作られてきたと思う。
本作の「メリーポピンズリターンズ」もその代表的な一例といえよう。
50年以上前に作られた「メリーポピンズ」は実写とアニメーションという枠組みの常識を大きく変えた。
そして、1番驚きなのが、あのウォルト・ディズニーが直接製作に携わっているということ。
若い世代の僕からしたらウォルト・ディズニーなんて昔の偉人であり、ずーっと前の人間のように思えてしまう。
でも実際はディズニー自体が100年以内に作られた話であって、数字的に見るとそんなに昔ではないのだ。
そんな遠い昔に作られたように思われる「メリーポピンズ」の続編ではかなりの重みが製作陣にはのしかかると思う。
これはハリウッドに限っことではなく、日本でも原作の漫画なんかが映画化された際には、原作ファンから毎回批判されてしまう。
原作が有名なほど映画化には批判がつきものなんだと思う。
彼らだって頑張って作ってるんだから見守ってあげなよ、なんていつも制作側の立場に立ってしまう。
そんな中で、突如に作られた続編「メリーポピンズリターンズ」。
主演が20世紀を代表する大女優からスイッチして、イギリス出身の小娘が演じた。(40歳だか、比べればそんなもん)
個人的にはエミリー・ブランドの新しいメリーポピンズは最高だったと思う。
ジュリー・アンドリュースのメリーポピンズは感情豊かな子供に好かれそうな清楚な女性のようなイメージ。
フワフワしてて、みんなから好かれそうな日本でいう中条あやみみたいな感じだろうか。
「メリーポピンズリターンズ」のエミリー・ブランドはそんな感じは一切しなかった。凄く頭のキレる、ザ優秀な女性って感じで、テキパキ仕事ができそうなOL。
日本の女性でいうと新垣結衣なのかな。
勿論個人的な感覚の話なので、人によって感じ方は違うと思うが、筆者の中でおなじメリーポピンズでも違うものを見させてもらった。
前作が名作なため、その続編には物凄い期待と批判が付き物だが、まるで違ったメリーポピンズは本当にいい作品であると思う。
毎年のように名作映画のリメイクや続編が作られるが、同じ路線では間違いなく批判され、けちょんけちょんに馬鹿にされる。
そんな失敗を経験した監督だからこそ、失敗を経験として、成功に変えた素晴らしい作品だったと思う。
びぇ!