こんちくわ!Shygonです!
今回は第91回アカデミー賞の予想をします!
昨年第90回アカデミー賞の予想と、今年のノミネートの発表の予想もしましたが、惜しくも外してしまいました‥
2019年版アカデミー賞では2回に分けて発表します!
本記事では技術部門(編集・撮影・美術・衣裳デザイン・メイクアップヘアスタイル・録音・音響編集・作曲・主題歌・視聴効果・長編アニメ・外国語映画・脚本・脚色)の予想です!
今年も混戦が予想され、どれにしようか悩みました!
主要部門の予想はこちら
脚本賞
脚本賞は、「女王陛下のお気に入り」でしょう。 実在したアン女王の内情の心の変化を巧みに描き、かつジョークで彼女を包み込む。一風変わったアプローチの仕方が評価された。
次点は、「グリーンブック」です。わかりやすい構成に、アカデミー賞に好かれそうなストーリーに掴みやすいキャラたち。筆者は「魂のゆくえ」に受賞してほしいと思っています。ある神父のキリスト教に対しての心の葛藤を感情豊かに描きます。
間違いなく大衆向けではないうえ、アメリカ社会の根底を揺らす問題作なので、受賞はまずないと思います。でも脚本賞が唯一先進的な選出をこれまでもしやすい部門である&個人的な希望から、可能性は低いですが、これにします!!!
まとめ:「女王陛下のお気に入り」と「グリーンブック」が拮抗する形。でも個人的に好きな「魂のゆくえ」を推薦します。チャレンジ部門ですね。
脚色賞
- バスターのバラード
- ブラッククランズマン
- ある女流作家の罪と罰
- ビールストリートの恋人たち
- アリースターの誕生
脚色賞は、「ブラッククランズマン」が妥当でしょう。割とここの部門は固いと思います。KKKを今までとは全く違った方向から皮肉るのはスパイク・リー監督しかいない。
次点は、「ビールストリートの恋人たち」です。「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督作品。キャラクターの心情を掘り下げて描き上げた本作の脚本はまさに秀逸。
個人的には、「バスターのバラード」を推薦します。ただ僕がコーエン兄弟の大ファンなので、本作があまりにも過少評価されすぎているので、脚本くらいは認めて!というところ。
まとめ:「ブラッククランズマン」と「ビールストリートの恋人たち」の一騎打ちになる展開になりそう。ただ個人的なアカデミー賞は「バスターのバラード」
編集賞
編集賞は、「女王陛下のお気に入り」が圧倒的。あの量の内容に、複雑な女の戦いをあれほどまでに映画として成立させたのは、編集マンが優秀だから。
次点は、「バイス」の可能性も。というか「バイス」の方が本命かもという状況です。でも個人的に「バイス」の選出は、は???です。
編集賞で、「女王陛下のお気に入り」が受賞しなかったら、あいつらはどこを見てるんだよ!とツッコミたいです。
まとめ:「バイス」と「女王陛下のお気に入り」の勝負。ただ心の声をわざと大にして訴えると、「女王陛下のお気に入り」に挙げて!!!
撮影賞
- COLD WAR
- 女王陛下のお気に入り
- Never look back (原題)
- ROMA ローマ
- アリースターの誕生
撮影賞は、2019年のアカデミー賞の中でも1, 2を争う激戦区。どの作品がとってもおかしくないほど、今年の撮影は素晴らしいものぞろいです。
大本命は「ROMA ローマ」です。監督を務めたアルフォンソ・キュアロン自身が撮影も務め、ロングカットに左右に平行に動かすカメラワークの映像美は、他の候補と大きく差をつける勢い。
次点は、ポーランド映画「COLD WAR ふたつの心」と「アリースターの誕生」が同率。「COLD WAR ふたつの心」で監督を務めたパヴェウ・パヴリコフスキ監督の前作「イーダ」は外国語映画賞を受賞。白黒のモノクロ&4:3の画角で映像美を表現。
「アリースターの誕生」は俳優でもあるブラットリー・クーパーが監督を務めた。フランス映画ぽいカメラとキャラに焦点を当てる構造が評価された。
まとめ:「ROMA ローマ」が大本命。対抗するのは「COLD WAR ふたつの心」と「アリースターの誕生」。
美術賞
- ブラックパンサー
- 女王陛下のお気に入り
- ファーストマン
- メリーポピンズ リターンズ
- ROMA ローマ
美術賞は、「ブラックパンサー」が最有力。この部門もかなり接戦が予想される。「ブラックパンサー」はコンプラ的に、あんなにヒットしたから最低1部門受賞するだろうと。いうことでこの部門を制するのではないかと。
次点は、「女王陛下のお気に入り」と「ファーストマン 」も範囲内。
衣装デザイン賞
衣裳デザイン賞は、「女王陛下のお気に入り」の一択でしょう。この映画を見ればわかる18世紀の豪華なイングランドを華やかに輝かせたのは、紛れもなく担当したサンディー・パウエルのおかげ。
彼女はこれまでに3度のアカデミー賞受賞経験があり、今年も同部門で彼女が担当した2作品(「女王陛下のお気に入り」「メリーポピンズリターンズ」)が競い合っている。
次点であるとすれば、「ブラックパンサー」と「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」が僅かな可能性。
まとめ:「「女王陛下のお気に入り」」の一択しかないです。他の作品はハッピーセット。
メイクアップ&ヘアスタイル賞
- バイス
- Border(原題)
- ふたりの女王 メアリーとエリザベス
メイクアップ&ヘアスタイル賞は、「バイス」一択でしょう。主演のクリスチャン・ベールは20キロ体重を増やし、仕草から体型まで全て本人ディック・チェイニーに寄せました。ハゲ散らかした髪に、脱色した眉毛まで徹底的に。
次点は、あるとすれば「Border」が可能性として。
録音賞
- ブラックパンサー
- ボヘミアンラプソディー
- ファーストマン
- ROMA ローマ
- アリースターの誕生
録音賞は、「ボヘミアンラプソディ」が最有力候補に。日本でも大ヒットした本作の歌声は、フレディーマーキュリー本人の声とラミ・マリックの声を合わせたものでもあり、観客が映画をみて、実際にそこにいるような錯覚をになるのが評価された。
次点として考えられるのは、「ファーストマン 」と「ボヘミアンラプソディー」の2作品だと思います。
音響編集賞
- ブラックパンサー
- ボヘミアンラプソディー
- ファーストマン
- クワイエットプレイス
- ROMA ローマ
音響編集賞は、「ファーストマン 」が一歩リード。ニール・アームストロングが実際に見た世界をまるで、まさに一緒に居合わせたような演出は神業。この部門は制覇してほしいし、制覇するべき。
次点は、「クワイエットプレイス」です。本作もこれまで感じたことない世界観を作り上げた。ホラー映画に音の重要性を覆した。観客を驚かすために、あえて音を最小限に朝得るという画期的なアプローチ。
作曲賞
- ビールストリート
- ブラックパンサー
- ブラッククランズマン
- 犬ケ島
- メリーポピンズ リターンズ
作曲賞は、 「ブラックパンサー」でしょう。いろんなサイトでいろんな人が言っていますが、なぜ「ファーストマン 」がノミネートされていない?もうブチギレですよ。なんで映画評論家の町山さんのいう通り、どうでもいい部門です。
主題歌賞
- アリースターの誕生“Shallow”
- ブラックパンサー "All the Stars"
- RBG “I’ll Fight”
- メリーポピンズ リターンズ “The Place Where Lost Things Go”
- バスターのバラード“When a Cowboy Trades His Spurs for Wings”
主題歌賞は、 「ブラックパンサー」と「アリースターの誕生」の接戦ですね。"All the Stars"を歌っているケンドリックラマーは大好きなラッパーだけど、今回は日本でも大ヒットした"Shallow"に譲ってほしい。
視聴効果賞
- アベンジャーズインフィニティーウォー
- プーと大人になった僕
- ファーストマン
- レディープレイヤー1
- ハンソロ スターウォーズストーリー
視聴効果賞は、「アベンジャーズインフィニティーウォー」と「ファーストマン 」のバトル。 最近アカデミー賞も視聴率取れなくなってきて、人気作品や大作映画が受賞しやすい。
その通りで行くと、アベンジャーズが一歩リードな気がする。でも以前大作揃いの中「エクスマキナ」というインディペンデント映画(低予算映画)が受賞したし、過少評価されすぎている「ファーストマン 」に一本を!
外国語映画賞
- ROMA ローマ
- COLD WAR あの歌、2つの心(ポーランド)
- Never Look Back(ドイツ)
- カペナウム(レバノン)
- 万引き家族(日本)
外国語映画賞は、「ROMA ローマ」でしょう。あるとしたら「COLD WAR あの歌、2つの心」が可能性としては残るが、まあ「ローマ ROMA」が妥当でしょう。
「万引き家族」はほぼないと思います。残念です。次回に期待しましょう。
長編アニメ賞
- スパイダーマン:スパイダーバース
- インクレディブルファミリー
- 犬が島
- シュガーラッシュ オンライン
- 未来のミライ
長編アニメ賞は、「スパイダーマン スパイダーバース」がもう決まりです。それほど強すぎる。全てが画期的な新たなアニメの世界を魅せてくれた。
ただひとつ言えることは、「未来のミライ」以外の4作品がアクション映画なこと。そういう意味では唯一家族ドラマに仕上げた本作の受賞は若干あるかも。
びぇ!
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