こんちくわ!Shygonです!
今回は韓国ドラマ
オレのことスキでしょ?
について熱く語りたいと思います!
2011年に韓国で放送されました。音大を舞台に、人間国宝のおじいちゃんを持つ女の子イ・ギュウォンと全ての女の子をトリコにするバンドマン イ・シンを描くラブコメディ。
サクッとあらすじ
ある音大がこの物語の舞台。
韓国の伝統的な音楽国楽の世界的な演奏者のイ・ドンジンの孫イ・ギュウォンは将来有名な国楽の演奏者になるため日々過ごしていた。
一方、学校イチモテ男のイ・シンはバンド ステューピッドのボーカルとして学校中の女の子から絶大な人気を誇っていた。
大学創立100周年記念舞台で監督を務めるキム・ソクヒョンはブロードウェイ帰りの売れっ子監督で、彼はいち早くイ・ギュウォンの才能に惚れ、舞台に参加するように促す。
西洋の音楽を嫌う祖父にバレないように舞台の練習に参加したギュウォンは次第にイ・シンに心惹かれるようになり‥
これが韓流ドラマなのね
1話1時間の15話編成で完結する物語。
一言でまあ長いというのが最初の印象でした。”そんな伸ばす必要あるのか?’’と思うくらいストーリーを伸ばして伸ばして、男女の恋愛を描く生粋の純愛ドラマです。
1話1時間が僕には耐えられないくらい長く感じて、毎回ちょうど30分で飽きがくるドラマでした。だからあとの30分が地獄のはじまり。
そんなことを書いているとじゃあ見なくていいよとか言われそうなので、一応書いておくと、一緒に見ていた友達が韓国ドラマは後から面白くなるからと言われ続けたので頑張って、その来たる面白くなる瞬間を待ちわびて頑張って見たんですよ。
その友達男なのに、女性みたいに感受性豊かで男女が距離を縮めるだけで少年のように目を輝かせて、キュンとする。僕からしたら理解できない状況だったけど、そういえば日本の映画やドラマもそうだったなと思い出したりしました。
数年前に日本中で韓国ブームが再来して、日本のドラマや映画も韓流よりになり、韓国でヒットしたものが日本でリメイクされるほど韓国製映画ドラマが浸透しましたね。
日本の韓国みたいな表現が個人的には合わなくて、アメリカの映画に没頭するようになりましたけど、はじめてザ韓国ドラマを見たのでその率直な感想をここに残しておきます。
すごい印象的だったシーンは、後味の悪い男女間での会話が終わったとき、ひとりは立ち上がって、立ち去ろうとします。その時、一回立ってそっぽ向いて歩き出す。そして、もうひとりが ” 待ってよ!”って引き止める。
こんなシーンが毎回のようにあって、”おい!その動作いるかよ!”ってツッコみたくなります。なんかロボットの機会動作みたく、日本のファミレスの超マニュアル感満載の接客みたく。
そんな小さな仕草すべてがいままで日本のドラマで何回も見た記憶があって、それを理由に僕がそれらから遠退けたんです。
そんな原点とも言えるべきザ・韓国製のドラマをみて、いい経験をしたなという率直な感想。
パク・シネが綺麗すぎる問題
憶測ですが、韓国ドラマに没頭する多くの人たちは普段の生活にはない胸キュンを追い求めて、韓流ドラマに行き着くのだと思いますが、その韓流ドラマたちはとにかくヒロインが美男美女。
このドラマでヒロインを務めるパク・シネは韓国を代表する女優さんで絶世の美女です。僕がこのドラマを全部見ることができたのは彼女が写ってるからで、彼女の姿を一目みようとみているようなもんです。まわりと比べても圧倒的な存在感があり、本当に美しい。
イケメンくんのイ・シンも普通にその辺では歩いてないようなザ・芸能人のような顔つきで、バンドのボーカル。
普通に生きてても一生会うことがなさそうなペアがひとつのドラマで鉢合わせ、一生に一度の恋を全力でする。
そんな恋を普段からしたいなあという人たちはこれをみてそんな恋を自分でもしてみたいと望みます。
そんなシェア層を向けたドラマですので、自分たちの理想の夢を可視化できるように映像にした感じなのかな
音大が舞台ということもあり、このドラマオリジナルの曲が結構いいです。
ヒロインのイ・シンを演じるチョン・ヨンファは歌手で、彼が書き下ろした曲に、我らがヒーローパク・シネが歌い上げるバラードは心惹かれます。
韓国語全くわからないし、このドラマを通して唯一知った”あにょ”は多分いいえとか違うみたいな意味に相当すると思いますが、そんな無知な僕でも曲は楽しめます。
その中でもおすすめの曲を一曲ご紹介しておきます。
夢か恋か
最初の方は ” もうオレ持たないんじゃないか?”と疑うくらい長いし、僕からしたら薄っぺらい。とにかくつまらない。でも次第にひとつのテーマが浮き出てくるのです。
イケメンくんイ・シンと国楽の演奏者イ・ギュウォンの恋愛ドラマですが、これは舞台で監督を務めるキム・ソクヒョンとその彼女の話でもありました。
舞台で監督を務めることになった彼はそのテーマとして、自分が経験した昔の恋を舞台で表現しようとしました。
当時、彼と学生時代に付き合っていたその彼女は夢を追い求め、ニューヨークに飛び立ちます。夢を叶えるために、ふたりの関係を終わらす決断をしたのです。
捨てられたソクヒョンはそんな彼女を恨みますが、結局彼女は怪我を負い夢を断念して帰国し教授になります。逆にソクヒョンはニューヨークで大成功します。
ギュウォンとイ・シンも同じ状況に遭遇です。才能を認められたギュウォンはイギリスに飛び立ち、自分のために夢を断念してほしくないイ・シンは自分の手術を彼女には隠してひとりリハビリ生活に挑みます。
若い頃にお互い人生の瀬戸際を経験したカップルと若くてなにもかもが無知なカップルを対照的に描かれていました。
一度ブロードウエイを夢見るも怪我で自らの夢を断念した彼女はこんなことを言っていました。
若い頃は未練も恐れもない
だから挑戦できた。
いまからみても付き合ったことは
後悔していないし、
別れたことも後悔していない
なんか人生の先輩から若い世代へのメッセージのようにもとれますよね。
若いヒロインカップルのその後どうなったかはこのドラマでは描かれていませんでしたが、なぜか僕にはアンチテーゼに思えてくるのですよね。まあそんなことはどうでもいいのかこのドラマでは。
なんかこのドラマを深く見ていくと僕のお気に入りの映画「ラ・ラ・ランド」に共通するテーマがあるような気がしました。
最後に
勘違いしないで欲しいのが、僕はこんな王道な恋愛映画ドラマが個人的に向いていないなぁと思うだけであって、じゃあそんなの観るなとは言っていません。
人それぞれ趣味趣向があるし、映画やドラマに求めているものが違えば、好んでみる映画も変わってきます。
僕なんかは社会派ドラマがとても好きで、その映画を通してなにを、どういまの現代に投げかけるのかを基準に映画を観ます。
でも反対に映画なんて意味がある必要がない。
ただ日常的に体験できないことを映画に求めた結果、なにも考えずにゲラゲラ笑えるコメディ映画や非現実を求めて胸キュン映画を見るのもよし。結局人それぞれということです。
びぇ!