豪華客船で巻き起こる密室殺人事件。
警官(刑事にスラッシュ入れる)夫婦のハネムーン旅行に巻き起こるドタバタコメディ映画。
2019年Netflixで配信されたアダム・サンドラーとジェニファー・アニストン主演コメディ。
サクッとあらすじ
結婚15周年を迎える警官の夫ニックとミステリー小説好きな妻オードリーは、ずっと先延ばしにしてきたハネムーンを実現させるためヨーロッパ旅行へ出かけることに。
飛行機内で知り合った大富豪チャールズと意気投合した2人は、彼の叔父マルコムが主催する船上パーティに招待される。
俺は刑事だ、警官じゃない!
アメリカで絶大な人気を誇るコメディアンのアダム・サンドラーと、アメリカのセックスシンボルジェニファー・アニストンのW共演作。
もうヤバそうな気しかしない。
アダム・サンドラーが密室殺人を解決するコナンくん役なんて絶対まともな映画なワケがない。
その勘は案の定当たる。
冒頭シーンから、真面目に事件を解決する意思が全く見受けられないのだ。
爽快に笑わせてくれるアメリカンコメディの代名詞とも言えるべき本作が、Netflixへ
イケメン俳優ルークさん
結婚して15年もたつこのカップルは、いまだにハネムーン旅行に行けていない。
自称刑事として勤め上げるニックと美容師の妻オードリーは自他共に認める忙しさ。
夢であったヨーロッパ旅行が15年越しに決まり、テンションが上がるふたり。
そのふたりをさらなる幸運が訪れる。
僅かな貯金しかないふたりはバスでの弾丸旅行で、まるで学生の貧乏旅行のようなもの。
しかし、飛行機の中で妻オードリーが名だたる財閥の御曹司に出会い、豪華客船のパーティーに招待される。
学生時代を思い返すひもじい思いをする旅行だったふたりにとっては信じられないこと。
億万長者のチャーリーはとにかくハンサム。
中年イケメンの味のあるシワに、魅力的なブルーアイ。
そんなイケメンに出会うことすらが現実的でない上に、その彼から豪華客船のパーティーを招待される事態。
だがそんな華やかな生活には大きな闇が潜んでいた‥
サンドラー節炸裂!?
さすがアダム・サンドラー主演映画。
ストーリーは密室殺人ミステリーで、孤立された空間で巻き起こる殺人事件を刑事や探偵が解決するといったもの。
アサガ・クリスティ原作の映画オリエント急行殺人事件では、ヨーロッパの深夜急行で起きる殺人事件を探偵が解決してみせた。
本作は、豪華客船を舞台に多くのセレブたちが集まる豪華パーティーで大富豪が殺され、そこにまたまた居合わせていた刑事の主人公が解決に奔走する。
そんなガチガチの名作小説原作の映画と肩を並べてしまった本作だが、アダム・サンドラーが主演だぞ?真面目に映画が進行するワケがないんですよ
妻にはただ警官なのに、刑事であると15年隠し続け、昇給したと大したホラ吹きまではじめる。
飛行機の搭乗口で、みんなが後ろに並んでる中、アップグレードできないかと交渉をはじめる大顰蹙(だいひんしゅく)さ。
横にいる妻は露骨に嫌がるし、当たり前だろ!と常識人は思ってしまう、なんかどこかでみたことがある光景なんですよ
肩書きは、密室殺人ミステリーとかっこいい言葉で塗り固めても、アダムが主演じゃあ、すべてがぶち壊し。
コメディ映画をここがこうだ!とか論ずるのは、面白さが半減するし、そこらかしこに笑わせてくれるポイントがあるので、各自で確認を。
セレブの中には?
夫婦ふたりは大人気コメディアンのアダム・サンドラー&大人気女優のジェニファー・アニストンのW主演。
アダム・サンドラーは日本でも山田孝之主演でリメイクされた「50回目のファーストキス」や大ヒットした「ウェディングシンガー」などで有名なアメリカを代表するコメディアン。
ジェニファー・アニストンは、1990年代に流行ったドラマ「フレンズ」で人気を博したドラマ主体で活躍する女優。
イケメン大富豪を演じたルーク・エバンスは「ワイルドスピード6」で敵役を演じた。
日本からは忽那汐里が参加。「デッドプール2」やNetflix製作の「アウトサイダー」などの英語作品で、他の演者と引けを取らない存在感を示す。
本作では年寄りの大富豪の妻役を演じ、若いアジアン小悪魔に
感想
本作ミステリーマーダーは2019年6月にNetlifxで配信されると、新たな視聴記録を打ち出した。
配信から3日間でなんと3100万人に及ぶアカウントから本作が視聴された。
Nerflixは、作品の質を保つため視聴数をあまり公開しないことで有名だが、記録的な数字だったため公開に踏み切ったと考えられる。
2015年にアダム・サンドラーの映画制作会社とNetflixは4本の映画製作を依頼したが、彼の映画の人気さから2017年にもう4本追加をした。
アダム・サンドラー&ジェニファー・アニストンのコメディ映画、Netflixの視聴記録を樹立 : 映画ニュース - 映画.com
それほどアメリカだけでなく世界中で人気を博す彼の作品は、笑いの混じった刑事コントになった。
ただ大富豪がなぜ全資産を結婚したばかりの若妻(忽那汐里)に全資産を譲渡しようとしたのかや、現実に欠ける描写があまりにも多かったので、上手く世界観に入り込むのが難しかった印象。
まあコメディを批評的に評価したところでゲラゲラ笑えたのか?の一転のみが重要であるから、本作はおもしろかった。
びぇ!