こんちくわ!Shygonです!
今回は第91回アカデミー賞の予想をします!
昨年第90回アカデミー賞の予想と、今年のノミネートの発表の予想もしましたが、惜しくも外してしまいました‥
2019年版アカデミー賞では2回に分けて発表します!
本記事では作品賞などを含む主要部門5部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞)の予想です!
今年も混戦が予想され、どれにしようか悩みました!
*各部門の作品の順番が上の方が確立が高いと考えられます。
技術部門の解説はこちら
作品賞
作品賞はアカデミー賞の醍醐味!!!2019年は8作品がノミネート。大本命だとされているのは、やはり「ROMA ローマ」でしょう。
アルフォンソキュアロン監督の半自伝的作品で、自身の経験が映画に染み込んでおり、感情的によりリアルに激動のメキシコを描いています。
次点で争っているのは、グリーンブックでしょう。典型的なアメリカ寄りの映画で、作品のテイストがアメリカ人好き&ハリウッド好みの作品だからです。
本作を後押しするのがプロデューサー組合(PGA)がグリーンブックを選んだことです。アカデミー賞の作品賞とPGAの結果が似る傾向にあります。
他に可能性があるとすれば、「女王のお気に入り」ですが、上記2作品が強敵なので厳しいでしょう。
まとめ :「ROMA ローマ」に懸念点があるとすれば、Netflix製作という点。アカデミーの会員のほとんどが60歳を超えた白人なため、新しい風には露骨に嫌悪感を出します。
ですが、製作したNetflixが豊富な資金源を使い、大胆なロビー活動を繰り広げているという報道があります。
監督賞
- アルフォンソ・キュアロン
- スパイク・リー
- アダム・マッケイ
- ヨルゴス・ランティモス
- パヴェウ・パブリコフスキ
監督賞も大本命は「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロン監督でしょう。監督・脚本・製作・撮影・編集の5役をやり遂げて、あのクオリティーの作品を撮るのは至難の技です。
次点で争うのは、ブラッククランズマンのスパイク・リー監督。これまでアカデミー名誉賞を除いて、受賞歴がない&史上まれにみる作品の完成度の高さが鬼門。
アメリカを彼しかできないアプローチで皮肉っている。多分日本では絶対ウケないだろうし、キツイが、僕個人的には本作のスパイクー・リー監督にとってほしいと思っています。
まとめ:大本命は「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロン監督。あの仕事量をこなして、作品の質もとても高い。
対抗馬はブラッククランズマンスパイク・リー監督。あの表現方法は彼以外できない唯一無二だし、そろそろこういう映画も大々的に評価されてもいいんじゃないか?ただ作品の発表が2018年の夏前という、アカデミー賞で競うには不向きな時期。
主演男優賞
主演男優賞の大本命はボヘミアンラプソディーと言われている。主演を演じたラミ・マリックはまるで生きるフレディー・マーキュリーだし、演技の領域を超えている。
アカデミー賞の結果に傾向がよく似るゴールデングローブ賞や俳優組合(SAG)でにラミマリックが受賞している。
日本国民も一丸となって彼の受賞を心待ちにする中、水をさして、申し訳ないが、筆者は彼は取れないと思う。
ひとつは、彼にまだアカデミー賞にノミネート経験がないから。もちろんない人が取れないわけではないが、最近の傾向として、ノミネート経験のない(特に男優部門)は厳しいと思う。
あと単純に筆者個人としてボヘミアンラプソディー 自体の内容が薄いと思う。批判覚悟で書きますが、フレディー自身の心情を外面からはよく描いている映画だが、内面からの描写が乏しいと思ってしまった。
次点で争うのは、バイスのクリスチャン・ベール。いつものように体重を20キロ増量して最強の副大統領チェイニーを演じた。
彼は過去に一度オスカーを受賞しているが、本作の演技で受賞しなかったら、どうしたらできるのかと疑ってしまう。
でも、全米俳優組合(SAG)の結果とアカデミー賞の結果がマッチしなかったのは過去10年で一度だけ。それほどSAGの結果とアカデミー賞の結果が寄っている。
なので、現実的に考えるとボヘミアンラプソディー のラミ・マリックでしょう。
主演女優賞
主演女優賞の大本命は、天才作家の妻のグレン・クローズでしょう。ゴーストライターとして夫の作品を書き続けること40年。
夫のノーベル賞の受賞が決まると、複雑な感情をするようになる。そんな動揺を目の動向だけで演じるのは神級。
次点で争うのは、女王陛下のお気に入りのオリビア・コールマン。実在したアン女王の苦渋の人生をユーモアを含んで演じたコールマンはまさに脅威。
まとめ:天才作家の妻のグレン・クローズが受賞するでしょう。ノミネート経験もこれまでに7回とそろそろ彼女のターンでしょう。
サプライズ受賞があるとすれば女王陛下のお気に入りのオリビア・コールマン。
助演男優賞
助演男優賞の大本命は、グリーンブックのマハーシャラ・アリ。天才ピアニストドン・シャーリーを演じ、各映画祭で絶歳の嵐。
この部門の波乱はなさそうです。前作「ムーンライト」でも助演男優賞を受賞しており、2度目になるでしょう。
次点は、ある女流作家の罪と罰のリチャード・E・グランドです。有名作家の手紙や文章を捏造する主人公リー・ダニエルのお友達として出演。
あの映画の雰囲気をテンポよく、花がある感動的な映画に仕上がったのは彼の存在が大きいでしょう。素晴らしかった。
まとめ:グリーンブックのマハーシャラ・アリの受賞が固いでしょう。サプライズ受賞があるとすれば、ある女流作家の罪と罰のリチャード・E・グランドの可能性も。
個人的に「アリースターの誕生」で天才歌手の主人公ジャクソンの兄として献身的に支えたサム・エリオットの演技が非常に良かった。
筆者がもし投票権を持っていたら、彼に入れます。でも受賞はまずないでしょう。
助演女優賞
助演女優賞の大本命は、「ビールストリートの恋人たち」のレジーナ・キング。彼女の受賞はほぼ確定と言ったところ。それほど他とは差をつけているし、存在感がハンパないです。
次点は、バイスのエイミー・アダムス。チェイニー副大統領を支える妻として、有力候補。ただ筆者は、彼女より女王陛下のお気に入りのレイチェル・ワイズに受賞してほしい。
主人公アン女王の幼馴染サラを演じた。もう鳥肌級の役柄で、あーゆー役を2時間という短い時間で、感情豊かに演技切るのは難しい。
日本では同じく女王陛下のお気に入りから、「ララランド」のエマ・ストーンを支持する声が多いようだが、彼女の演技は素晴らしい。
でも彼女のブリテッシュアクセント(英国英語の訛り)の完成度が低いと思っちゃったため、受賞は難しいのではと思う。
まとめ:大本命は「ビールストリートの恋人たち」のレジーナ・キング。サプライズ受賞があるとすれば、バイスのエイミー・アダムスで、SHYGON的オスカーは、女王陛下のお気に入りのレイチェル・ワイズ。
最後に、この記事を書くのにたくさんの時間と労力を使いました。アカデミー賞で、その予想が当たってくれるといいのですが、もしこの記事をいいなと思ってくれるのでしたらシェアをお願いします。
びぇ!
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