こんちくわ!Shygonです!
今回は先行上映で一足先に見てきた
スパイダーマン:スパイダーバース
について熱く語りたいと思います!
2018年に製作された本作は、スパイダーマンシリーズでは初の試みのアニメ映画です。
これまで数多くのスパイダーマンが映画化されてきましたが、シリーズ初の異なる世界観に生きるスパイダーマンたちが一同に集まっているのが最大の特徴です。
第91回アカデミー賞では、長編アニメーション映画賞を受賞。
サクッとあらすじ
現代のニューヨークを舞台に、ヒップホップが好きな黒人中学生のマイルズはスパイダーマンになることを夢みていた。
警察官の父親とはソリが合わず、無理やり学校生活を送るマイルズはおじさんのアーロンと過ごすのが唯一の楽しみであった。
ある日悪の組織のボス ウィルソンは自らの欲望のために大型加速器を乱用し、亡くなった家族を取り戻そうとしていた。
その実験に失敗し、異なる次元に住むスパイダーマンたちが共鳴するようになり、ひとつの世界に入り込むようになってしまった。
異なる次元の世界からきた様々なスパイダーマンたちがいま力を合わせて世界を取り戻す!
驚くべき製作背景
2002年にはじめて実写映画化された「スパイダーマン」はその後3作製作されました。その後「アメイジング・スパイダーマン」としてリメイクされ、2017年にMCUの一員として「スパイダーマン ホームカミング」が製作されました。
2018年に製作された本作は4度目のスパイダーマンシリーズで、初のアニメ映画です。これまで製作されてきたスパイダーマンは全て独立していて、他のシリーズとは全く関わりがなかったですが、本アニメ映画ではその異なったスパイダーマンたちが大集結する感じです。
アニメ映画ではソニー史上最大の人員を導入し、9000万ドルもの予算がかけられました。
キャラ紹介
主人公のマイルズの物語は2011年に出版されたものを原作に、オバマ元大統領と「ハンソロ スターウォーズ ストーリー」やラッパーとして知られるドナルド・グローバーをモチーフに描かれたそうです。
女性版スパイダーマンのスパイダー・ウーマン、原作でスパイダーマンの敵役として描かれたプロウワー(the prowler)、トビー・マグワイア版の元祖スパイダーマン、癒しキャラのブタ版スパイダーマン、日本出身の美少女スパイダーマン、そしてダークなヒーローとして描かれるスパイダーマン・ノワールなどありとあらゆるスパイダーマンが登場します!
2018年最高傑作と謳われるワケ
大人気ヒーロースパイダーマンの映画化。それは幾度も映画化されてきて、観客からしたらなんの新鮮味もありませんよね。
ただ初のアニメ映画として、これまでひとつの世界観の中での物語が、いろんなスパイダーマンが一気に集まるので原作ファンからしたら一種のアベンジャーズのようです。
そんなワクワクする内容を、これまで「レゴ・ザ・ムービー」などをこれまで手がけてきたフィル・ロードとクリス・ミラーが製作を務めました。
映画に躍動感を出すためにCGでアニメーションが描かれ、現実とアニメの両方の良さを持つような映像を目指しました。
実際に本編はテンポが良く、カッコいいアクションシーンもあれば、実写では描けないアニメの良さの両端を兼ね備えていました。
撮影には映画フィルムでよく使われるアナモルフィックレンズが使われて、アニメの作られた世界と実写のリアル感の両方を描きました。
アニメ映画といえばピクサーを思い出しますが、ピクサーの繊細な綺麗な映像とは全く違って、躍動感のある実写に近いアニメ映画に仕上がってました。
いわゆるバーチャルリアリティを目指した世界観でスムーズに映画の世界に溶け込み、作られた世界じゃなくて生き生きとした少年が踊り出すようなおとぎの世界に自分たちが入り込む感覚でした。
異なる次元で交わり合うスパイダーマンたち
大型加速器の事故で関係のないはずだった異次元のスパイダーマンたちが共鳴するようになります。
現代のニューヨークに集まったスパイダーマンたちは自分たちの次元に戻れるように一丸となって最大の敵ウィルソンを倒すことを誓います。
ここからはネタバレが入ります。
恋人のMJに振られて失意の底にいるみなさんご存知のピーター・パーカーはマイルズを立派なスパイダーマンにするために育て上げることにします。
スパイダーウーマンはマイルズと同世代のGwandaからきた女の子で、日本語を堪能に話し機械を使いこなす美少女学生のペニー、暗黒世界に生きるダークヒーローノワール、ブタ版スパイダーマンらは暴走した加速器を止めるために重要なUSBを渡されました。
そんな中、最愛のおじさんは敵のもとで働くプロウワーであり、マイルズにトドメを取れなかった彼は殺されてしまいます。
驚きと悲しみの間にいたマイルズは復讐に燃えるマイルズは仲間たちと力を合わせて見事倒すことに成功します。
スタン・リー死後初のマーベル作品
我らがヒーロースタンリーが2018年11月12日に95歳で亡くなりました。
彼はマーベルコミックスを創刊した創設者であり、いま世界的にマーベルヒーローたちが大活躍しているのは全てこの人のおかげです。
これまでもかなりのご高齢ながらマーベル映画には絶対ワンシーン彼が出る幕があり、本作ではアニメバージョンとしてスタン・リーが登場しました。
本作は彼が亡くなってはじめて公開されるマーベル映画でした。そんな節目の本作では、最後に彼の言葉で終わります。
どんな小さなことでも人々にとって
いいことをした人はみんなスーパーヒーローだ!
(日本語翻訳がどうなってるかはわかりません。)
スーパーヒーローを生み出し、世界中の子供たちに夢を与えた彼だからこそ言える言葉であり、最後に相応しい言葉でとてもかっこいいですよね!
そして、声を演じた俳優もめちゃくちゃ有名な方々なんです!
イケボなマハーシャラ・アリは「ムーンライト」や「グリーンブック」で知られる実力派俳優で、他にもニコラス・ケイジや歌手としても活躍するヘイリー・スタインフェルドなど豪華キャストが勢ぞろいです!
エンドロール後のシーンでは続編で敵になると思われるスパーダーマン2099から新キャラが登場して、短いコントしてましたよ!
2018年最後に相応しい本作は最高のクリスマスプレゼントになり、またマーベル映画が世界を熱狂的にしましたね!でも日本は相変わらず2019年3月公開という‥笑
びぇ!